材の種類が選べます

屋久杉

一般に、杉の樹齢は長くても500年程度ですが、屋久杉は桁外れに長いといわれています。栄養の少ない花崗岩の島に生える屋久杉は、成長が遅く木目が詰っており、降雨が多く湿度が高いため、樹脂分が多く腐りにくい特徴を持ちます。

一位(イチイ)

年輪の幅が狭く緻密で狂いが生じにくく加工しやすい、光沢があって美しいという特徴をもちます。水浸液や鋸屑からとれる赤色の染料(山蘇芳)も利用され、 ヒノキよりも堅いとされることや希少性から高価な材です。

花梨(カリン)

古くから唐木細工に使用される銘木で、心材は黄色がかった紅褐色から桃色がかった暗褐色です。東南アジアあるいはアフリカなどで、重要な高級木材の一つとして知られています。加工はとくに難しくなく、よく仕上ります。

秋田杉

天然秋田杉は、間伐などの作業を行って育てたものではないので、成長はゆるやかであるが、年輪の幅が狭いため強度に優れています。木目が細かく美しい特徴があります。また、伸縮が少ないため、くるいが小さく、耐久性もあります。

桑(クワ)

木質はかなり硬く、磨くと深い黄色を呈して美しいので、しばしば工芸用に使われます。しかし、銘木として使われる良材は極めて少なく、特に良材とされるのは、緻密な年輪と美しい木目と粘りのあるものです。

栃(トチ)

木質は芯が黄金がかった黄色、周辺は白色調で綺麗な杢目がでることが多いです。比較的乾燥しにくい木材ですが、乾燥が進むと割れやすいのが欠点でもあります。乱伐が原因で産出量が減り、現在では高価な木材となっています。